国土交通省中部運輸局は、静岡の伊豆箱根バスがマスクを着用しない乗客を降車させたとして、行政処分を下しました。
しかし、国土交通省中部運輸局の今回の対応にはSNSをはじめネット上で
「中部運輸局の行政処分は厳しすぎる」「伊豆箱根バスの判断は正しいのでは?」
など、かなり批判が殺到しています。
また、今回のようにマスク未着用の乗客拒否で行政処分が下されたのは全国で初めてということです。
以前にも航空会社がマスク未着用の客を拒否したことがありますが、どうして今回の伊豆箱根バスだけが行政処分を受けなければいけなかったのでしょうか。
中部運輸局の行政処分の理由が気になりますよね。
そこで、この記事では
- 国土交通省中部運輸局の行政処分に批判殺到
- 伊豆箱根バスの行政処分の理由とは
について見ていきたいと思います。
国土交通省中部運輸局の行政処分に批判の声殺到
国土交通省中部運輸局は伊豆箱根バスに対して、バス2台に各日25日間停止の行政処分を下しました。
しかし、SNSをはじめとするネット上ではかなり批判の声が集まっています。
いや違わないか?
— かず (@KAZUTARR) September 2, 2022
マスクは必要だし、乗車拒否はできると思うが、何でバス会社処分した?
中部運輸局おかしくないか?
というように、国土交通省中部運輸局の行政処分は間違っているという声や厳しすぎるという声が非常に多く上がっています。
伊豆箱根バス会社に処分を下してしまっては、公共交通機関や屋内ではマスクの着用をしなくても良いと認めていることになってしまいますよね。
以前、航空会社でもマスク未着用の客の登場を拒否して問題になっていました。
しかし、航空会社は行政処分には至らなかったのに、今回のバス会社だけが行政処分になったのは何故なのでしょうか。
行政処分の理由について以下で詳しく見ていきたいと思います。
伊豆箱根バスが行政処分の理由
伊豆箱根バスへの行政処分書は以下の通りです。
「4.監査結果」に処分に値する理由が言及されています。
今回の行政処分の理由で混乱を誤解を与えている点があり、それは以下の通りです。
- マスク身着用で降車させたことに対する処分
- バスの停留所以外でバスを停車させて客を降車させたことに対する処分
です。
伊豆箱根バスの公式ではあたかも「バス停以外で降車させたことに対する行政処分を受けた」というように言及されています。
しかし国土交通省中部運輸局によると、1番の理由は「正当な理由なくバスの運行継続を止めて客を降車させた」に対してです。
つまり「マスクの未着用」だけでは法律上、強制的に降車させられないということになります。
そして2番目の理由として「バスの停留所以外で降車せせた」ということが言及されています。
つまり、バス停以外でバスを停車させることも処分の対象になっているということになります。
もし、バス停で降車させていたならば処分の理由には該当していなかった可能性もありますよね。
以前にも航空会社でマスク身着用の乗客の搭乗を拒否したとして問題になっていました。
どうやら、航空会社は会社の約款で規定されているので拒否できるとのこと。
バス会社も航空会社同様に規定を設けた方が良さそうですね。
まとめ
伊豆箱根バス会社がマスク未着用の乗客を降車させ、国土交通省中部運輸局から行政処分を受けてしまいました。
しかし、SNSなどでは「中部運輸局がおかしい」「伊豆箱根バスの対応は間違っていない」など、国土交通省の対応について批判が殺到していました。
行政処分の理由としては
- マスク未着用だけではバスの運行継続を拒否する理由に値しないこと
- バス停以外で乗客を強制降車させたこと
が主に挙げられています。
航空会社は会社の規定でマスク未着用の乗客の搭乗を拒否できますが、今回のバス会社ではマスク未着用に関して規定がなされていませんでした。
今後もしばらく公共交通機関でのマスク着用は続きそうですから、各会社でマスクに関する規定は設けておいた方が良さそうですね。
伊豆箱根バスも他の乗客の迷惑を考慮して強制降車に踏み切ったのでしょうが、まさか行政処分にされるなんて本当に気の毒ですよね..
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